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【薬剤師が簡単に解説!】ウイルスと細菌の違い!風邪の原因は?【今さら聞けない】

新型コロナウイルスの猛威が続いているけど、そういえばウイルスと細菌て何か違うのかな?

一般的にはバイ菌、雑菌と言った言葉でウイルスも細菌も同じように扱うことが多いですね。

本記事では、、、

「ウイルスと細菌の違いって?同じじゃないの?」
「風邪の原因は何?」
「風邪の時によく処方される抗生物質って何?」
「市販の風邪薬は効くの?」

といった疑問に対して、現役薬剤師であるこじまる(@cojiemon)がウイルスと細菌の違いをわかりやすく簡単に解説していきたいと思います。

この記事を読めば、家族や友達にドヤ顔でウイルス・細菌について語ることができるでしょう😊

ウイルスと細菌の違いって何?

ウイルスと細菌の決定的な違いは生物であるか否かと言われています。
「生物」とは以下のように定義されます。

自己増殖能力、エネルギー変換能力、自己と外界との明確な隔離があるとされる。引用wiki生物の定義

少し難しいことが書いてありますが、要は自分で増殖することができるかできないかです。
ウイルスは単独で増殖できません。

このことはよく工場に例えられます。

細菌は自身が道具も持ち工場としての機能を有するので、材料さえあれば設計図に基づいてどんどんと商品を生産することができます。
一方ウイルスは設計図だけは持っているが材料も工場も持たないため、一人では何もできないのです。
そのためウイルスは人の工場に潜り込み、道具を勝手に使って勝手に商品を作っていくのです。

おれたちは寄生するんやで~!

ウイルスも細菌も病原体としてのイメージが強いと思います。
症状はないがウイルスを保有している人を「キャリア」、症状はないが細菌を保有している人を「保菌者」と言います。
つまり、厳密に言うと「ウイルスを保菌する」とは言いません。

また、ウイルスを取り除くことを「除去」、細菌を取り除くことを「除菌」と言います。

・「抗菌」・・・細菌の増殖を抑えること。
・「殺菌」・・・特定の細菌を殺すこと。

これらの言葉も合わせて覚えておくと良いですね。

代表的なウイルス
インフルエンザウイルス、ノロウイルス、新型コロナウイルスなど
代表的な細菌
大腸菌、黄色ブドウ球菌、コレラ菌など

風邪の原因は?

一般的な体調不良として最も多くの人が経験したことがあるのが「風邪」でしょう。
正式には「風邪症候群」と言われます。
「風邪症候群」とは鼻やのどの上気道と言われる部分の急性炎症の総称です。
風邪の原因は80~90%がウイルス、残りの数%が細菌などウイルス以外です。

風邪を引き起こす代表的なウイルスにはライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなどがあります。
聞いたことある人も多いのではないでしょうか。

風邪の時に抗生剤は効かない?!

風邪で病院に行くといろいろ薬をもらいますが、その中で「抗生物質」「抗生剤」と言われるものをよく処方されませんか?

実は抗生物質というものは風邪には効きません

抗生物質=抗生剤=抗菌剤は「細菌」に対して効果がある薬です。
一方、ウイルスに効果のある薬は「抗ウイルス薬」「ワクチン」と言います。

前述したように風邪の原因のほとんどはウイルスです

つまり風邪を根本的に治したい場合、その原因となるウイルスをやっつけなければなりません。
対象となるウイルスの抗ウイルス薬が必要です。

しかし風邪の原因となるウイルスは200種類以上存在しているため、それぞれの抗ウイルス薬を作るのは困難だし、もし作れたとしても原因となっているウイルスを特定するのは不可能なため結局は現実的ではないのです。

2017年に厚生労働省から出された抗微生物薬適正使用のガイドラインでも抗菌剤を使用する例はごくわずかとされています。
これは、近年耐性菌の懸念から抗菌剤の使用に慎重になっているからです。

風邪の時の抗生物質の意味は?

ではなぜ普通の風邪のウイルスには効かないのに抗生物質を処方されることが多いのか?

①数%の細菌性の風邪を疑っている。
②肺炎などの二次感染予防。
③医師が最新のガイドラインを知らない。
④昔からの経験、慣習で処方している。

などの理由から抗生物質が処方されることが多いですが、どの場合においても抗生物質を使用する根拠としては弱いです。

薬剤師の立場から、症状の軽い風邪の時は抗生物質は使用しない方が良いということは伝えさせていただきます。

風邪薬の役割は?風邪の治療法は?

風邪の時に病院に行くと、抗生物質の他にもいろいろ処方されます。
風邪をひくと、熱・咳・鼻水といった症状が出てしまい、日常生活がしんどくなってしまうのでそれらを一時的に抑えて和らげるために風邪薬を使用していきます。
あくまで対症療法であり、治す薬ではありません。

熱に対して解熱剤、咳に対して咳止め、鼻水・鼻詰まりに対しては鼻炎薬、といった感じです。

なので風邪に対しての一番の治療法は、風邪薬で症状を抑えつつ自分自身の免疫力、抵抗力を高めていくことです。

免疫力の高め方の一つとしてエニグマさん(@eniguma_medical)の記事を紹介させていただきます(^^)

まとめ

以上がウイルスと細菌の違いの簡単な解説となります。何となく理解できたでしょうか?
ここで得た知識を是非家族や友達と共有してください(^^)正確な言葉遣いで正しい知識を身につけましょう!

 

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